病院概要
Overview
理事長・院長挨拶
当院では、「真の意味で地域に密着した医療」を実践しております。
療養型病院や老人福祉施設などに入居中の高齢者の方や、統合失調症などで精神科病棟に入院中の方が、病気を患った際に、なかなか受け入れ先の病院が見つからず、ともすれば"医療難民"とも言える状況に陥ってしまうケースが数多くあります。当院は、その様な高齢者や精神疾患を患った方に、急性期医療が必要となった場合の受け入れも積極的に行っております。この様な姿勢でもって、高齢者急性期医療を行っていくことが、一つの柱として考えております。自宅や施設で介護を受けていた高齢者の方などは、手術などの急性期医療を施した後に、必要なケアの内容が増え、元の暮らしていた場所に戻ることができない場合も多くあります。そういった方のために、新たな施設や病院などの落ち着き先を探すことも、私たちの重要な役割であると捉えています。当院では独自の"医療連携室"を設け、安心して退院するためのサポートなども行っております。
日常生活動作(ADL)の低下している高齢者には、褥瘡が発症することがあります。褥瘡は、病状が進行して感染が骨髄に及ぶと、骨髄炎を起こして生命に危険を及ぼすこともあります。褥瘡の治療は高齢者の急性期医療では必須であり、当院では手術治療を積極的に行っております。保存的に治癒不能な多くの進行褥瘡例のご紹介を受け、当院の形成外科は日本で一番の手術症例数と実績を誇っております。また、乳癌手術後の乳房再建も、東京を除く東日本では、当院の形成外科が最も多い実績を持っております。消化器外科の分野では、胃などはもちろん大腸などの外科手術も実績が多く、当院が開発した「直腸脱に対する会陰式脱出腸管切除術」については、日本で最も多い症例数を誇っております。
内科的疾患に関しても幅広い診療を行っており、消化器はもちろん、糖尿病や甲状腺機能障害などの内分泌疾患、悪性リンパ腫や白血病などの血液疾患等についても、専門的な治療を施せる、高度な医療体制を整えております。私たちの目標は、この様な専門性と高い医療レベルを兼ね備えた「地域のための医療」を永続的に続けていくことです。そのためにも、医師や医療スタッフの充実をはかり、良い人材を育成し、地域の皆様と密接な病院であり続けられるよう、努力を重ねてまいります。
診療科・部門のご案内
● 診療部
- 循環器内科
● 看護部
- 介護部門
● 診療支援部門
- 薬剤部
- 放射線部
- 臨床検査課
- 生理検査課
- 臨床工学部
- リハビリテーション部
- 栄養部
- 医療連携室
● 事務部門
- 事務局
- 人事部
- 総務部
- システム管理課
- 医事課
- 総合案内課
施設・設備
● MRI
強い磁石と電波を用いて、体内の状態を断面像として撮影します。脳梗塞やX線検査ではわかりにくい脊髄などを様々な方向から検査できます。
● CT
X線を利用して身体の断面を短時間で撮影。病気の早期発見ができます。冠動脈疾患の診断や内臓脂肪の評価も行うことができます。
● 内視鏡
最新の内視鏡機器で、胃や大腸、胆管や膵臓の病気を検査します。
● エコー
体の表面に超音波を当て、反響を映像化し、疾患の有無を検査します。
● 個室
検査時の宿泊に、個室を設けています。
● 一般検査室
● 臨床検査室
● 微生物検査室
● 遺伝子検査室
最新の検査機器で、迅速かつ正確に検査結果を提供しています。
施設基準・院内掲示
● 入院基本料に関する事項
当院は、急性期一般入院料4を算定しており、入院患者10人に対して1人以上の看護職員(看護師及び准看護師)が勤務しています。実際の看護配置につきましては、各病棟に詳細を掲示しておりますのでご参照ください。
また、入院患者50人に対して1人以上の看護補助者が勤務しています。
● 施設基準届出事項
- 1. 当院は、次の施設基準に適合している旨、北海道厚生局長へ届出を行っています。
- ● 医療DX推進体制整備加算
- ● 急性期一般入院料4
- ● 診療録管理体制加算2
- ● 医師事務作業補助体制加算1(15対1)
- ● 急性期看護補助体制加算(50対1、夜間100対1)
- ● 療養環境加算
- ● 重傷者等環境特別加算
- ● 栄養サポートチーム加算
- ● 医療安全対策加算1
- ● 感染対策向上加算2
- ● 患者サポート体制充実加算
- ● 病棟薬剤師業務実施加算1
- ● データ提出加算
- ● 入退院支援加算2
- ● 認知症ケア加算(加算3)
- ● せん妄ハイリスク患者ケア加算
- ● 入院時食事療養(Ⅰ)
- ● がん性疼痛緩和指導管理料
- ● がん患者指導管理料ニ
- ● 外来腫瘍化学療法診療料2
- ● 薬剤指導管理料
- ● 医療機器安全管理料1
- ● BRCA1/2遺伝子検査
- ● 検体検査管理加算Ⅲ
- ● CT撮影及びMRI撮影
- ● 外来化学療法加算2
- ● 無菌製剤処理料
- ● 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
- ● 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- ● 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
- ● 導入期加算1
- ● 組織拡張器による再建手術(乳房(再建手術)の場合に限る。)
- ● ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術
- ● 食道縫合術(穿孔、損傷)(内視鏡によるもの)、内視鏡下胃、十二指腸穿孔瘻孔閉鎖術、胃瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、小腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、結腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、腎(腎盂)腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、尿管腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、膀胱腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、膣腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)
- ● 腹腔鏡下リンパ節群郭清術(側方)
- ● 内視鏡的逆流防止粘膜切除術
- ● 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
- ● 腹腔鏡下直腸切除・切断術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
- ● 胃瘻造設術(内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
- ● 輸血管理料Ⅱ
- ● 輸血適正使用加算
- ● 人工肛門・人工膀胱増設術前処置加算
- ● 胃瘻造設時嚥下機能評価加算
- ● 麻酔管理料(Ⅰ)
- ● 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)
- ● 入院ベースアップ評価料40
- ● 医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術
- 2. 当院は、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事を
適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。
● 個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について
当院では、医療の透明化や患者さんへの情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。
また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない患者さんについても明細書を無料で発行しております。
診療費支払機において診療費の支払いをする際に、明細書の発行の有無を選択してください。
なお、明細書の再発行は1枚あたり110円となりますので紛失しないようご注意ください。
● 指定医療等
労災保険指定医療機関
難病指定医療機関
結核予防法指定医療機関
生活保護法指定医療機関
中国在留邦人等支援指定医療機関
● 医療従事者の負担軽減及び処遇改善の取組み
当院では、医療従事者の負担軽減及び処遇改善のため、下記の項目について取り組みを行っています。
- 1. 医師
- ● 連続当直を行わない勤務体制
- ● 栄養サポートチームの充実
- ● 看護師による静脈採血及び静脈注射の実施
- ● クリニカルパスの推進
- ● 医師事務作業補助者の配置と育成
- 2. 看護師
- ● 時間外が発生しないような業務量の調整
- ● 病棟薬剤師の配置
- ● 臨床工学技士の当直
- ● 看護補助者の配置及び看護補助者の夜間配置
- ● 仮眠2時間を含む休憩時間の確保
- ● 夜勤明けの暦日の休日確保
- ● パート看護師の採用
● 保険外料金一覧表(2019.10.1~)
1. 文書料
(診断料及び検査料は別途) (1通につき)
- 一般診断書
(疾患証明・療養の意見書等) - 2,200円
- 健康診断書
- 2,200円
- 簡単な証明書
(伝染病治ゆ後の登校証明書等) - 550円
- 特別な診断書
-
-
①死亡診断書5,500円
-
②裁判用診断書・
生命保険用診断書等5,500円 -
③死体検案書(検案料は別途)
- ・簡単なもの 5,500円
- ・複雑なもの 11,000円
-
- その他の文書
※記入する内容が複雑な場合、
料金が変更となる場合があります。 - 5,500円
2. テレビ、冷蔵庫、病衣 (1日につき)
- テレビ利用料
- 253円
- 冷蔵庫利用料
- 72円
- 病衣貸出料
- 77円
● 個室料について
病棟 | 病室番号 | 1日の料金 |
---|---|---|
2病棟 | 206 | 3,300円 |
207・208・210・211 | 5,500円 | |
218・225・226・227 | 5,500円 | |
3B病棟 | 316 | 3,300円 |
317・356・367 | 5,500円 | |
4病棟 | 406・407・408・410 | 5,500円 |
426・428・430 | 5,500円 | |
411(特別室) | 11,000円 | |
427(特別室) | 22,000円 |
上記料金には消費税が含まれています。
(1日の起算は0時~24時です)
● 一般名の処方箋発行について
当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。
当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方(一般的な名称により処方箋を発行すること※)を行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。一般名処方について、ご不明な点などがありましたら当院職員までご相談ください。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※一般名処方とは
お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。 (令和5年3月)
● 後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について
令和6年10月から後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金をお支払いいただきます。特別の料金とは先発医薬品と後発医薬品の価格差の4分の1相当の料金のことを言います。
例えば、先発医薬品の価格が1錠100円、後発医薬品の価格が1錠60円の場合、差額40円の4分の1である10円を、通常の1〜3割の患者負担とは別に特別の料金としてお支払いいただきます。
※「特別の料金」は課税対象であるため、消費税分を加えてお支払いいただきます。
※端数処理の関係などで特別の料金が4分の1ちょうどにならない場合もあります。
※後発医薬品がいくつか存在する場合は、薬価が一番高い後発医薬品との価格差で計算します。
● 医療DX推進体制整備加算に関する掲示
当院では、医療DXを推進し、質の高い医療を提供できるよう体制整備を行っております。
- オンライン請求を行っております。
- オンライン資格確認を行う体制を有しております。
- オンライン資格確認等システムにより取得した医療情報等を、診療室で閲覧又は活用して診療をできる体制を実施しています。
- マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
- 電子処方箋の発行や電子カルテ共有サービスなどの取組を実施してまいります。
(※今後導入予定です)